編者の編み物4

トプカプ宮殿を描いてきた生徒さん。

トルコのイスタンブールを訪れた際のスケッチが、下絵になっています。

前々回の教室では、同じ絵を3枚描いてきました。描いてきたそれぞれの絵について、自分なりに工夫したところを説明し、先生からもアドヴァイスを受けました。どうすればより良い絵となるかについて、ともに学ぶ仲間からも意見をもらい、活発なディスカッションが行われました。

前回の教室では、描き直したものも含めて、裏打ちをした絵を2枚持ってきました。

先生や仲間から、鑑賞者の立場での客観的な意見をもらうことで、同じモチーフを描くにしてもいろいろな描き方があったり、自分では見えていなかったものが見えるようになったりと、教室の場で学ぶことは多いようです。

冬枯れの木々や歴史を感じる建物を、墨だけでどう表現するか、明暗や構図を微妙に変えながら、また一歩、作品へと近づきました。

描き直しを重ねてついに完成した絵を、とある展覧会に出品されたとのことで、一つの立派な作品ができるまでを、垣間見ることができました。